ユダ 北斗の拳

【北斗の拳】妖星のユダが変わり者と呼ばれる5つの理由

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【北斗の拳】妖星のユダが変わり者と呼ばれる5つの理由

北斗の拳には様々な戦士が登場しますが、南斗紅鶴拳の使い手であるユダは、他の戦士と比べても少し風変りな男です。

というのも、南斗聖拳の1つの継承者であり、強い戦士であるにもかかわらず、その言動が他の戦士たちと比べても明らかに「変わり者」なのです。

ここでは、ユダが変わり者と呼ばれる5つの理由をご紹介していきます。

 

Contents

1.ユダが変わり者と呼ばれる5つの理由とは?

【北斗の拳】妖星のユダが変わり者と呼ばれる5つの理由

ユダは、南斗聖拳の1つ、南斗紅鶴拳の継承者であり、南斗聖拳の中でも中心と言える南斗六聖拳の1人でもあります。

ですが、南斗聖拳の継承者、そして南斗六聖拳であるレイ、シン、シュウ、それにサウザーなどと比べても、明らかに性格も違えば、考え方も違います。

他の戦士たちと同じように世界を征服したいと思うわけでもなく、かといって世の中の平和のために戦うつもりもなく、自分のためだけに生きてきたと言っても過言ではないユダ。

そもそもユダが、なぜ変わり者と呼ばれるようになったのでしょうか?

 

①美こそすべて…自分より美しい者は男女を問わず嫉妬した

【北斗の拳】妖星のユダが変わり者と呼ばれる5つの理由

北斗の拳に登場する戦士たちはたくさん存在しますが、そもそもみなさんが抱いている「戦士」のイメージは、どのようなイメージでしょうか。

ケンシロウやラオウなどのように武骨で彫りの深いイメージもあれば、トキやレイのように閑静な顔立ちのイメージを浮かべる人もいると思います。

ですがユダはこれらの2パターンにも属さない、まさに「中性」のキャラクターなのです。

背中まであるロングヘアーはウェーブがかかっていて、おまけに色は真っ赤な髪の毛で、一部分を編んでおさげにしているありさま。

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服装だってこだわりがあるようで、深紅の軍服に紫のマント、そこに首回りをコーディネートするのは薄緑色のマフラー。

おまけには自分を表す「UD」と刻印のされている金色ブレスレットを身につけているというありさま。

極めつけは、口紅をしっかりと塗り、多少白系統のファンデーションで顔を整えているという「化粧」の達人でもあるユダ。

なぜここまで見栄えにこだわるのか、それはユダ自身が「美」への強烈なこだわりがあるからなのです。

そして、自分よりも美しい人間に対して強烈な嫉妬を生み、強烈な嫉妬は憎しみに変わり、対象となる人物を殺すことすらもくろむようになってしまいます。

ユダは、その歪んだ性格から嫉妬を繰り返し、やがて自らを滅ぼしてしまうことになります。

 

②自分が最も美しい…なぜか女装にこだわった

【北斗の拳】妖星のユダが変わり者と呼ばれる5つの理由

ユダは自分が最も美しいと思っていますから、当然美に関して強烈なこだわりがあります。

そのこだわりの究極の答えとしてたどりついたのは、なんと「女装」だったりします。

 

ユダは女装だけではなく、生き様についても「美」にこだわった節があります。

物語が進展し、余命いくばくもなくなったレイとの対戦に際し、マミヤへの気持ちを吐露するレイに対して、ユダは「無意味」とか「理解不能」として、それらの好意を嘲り笑います。

ユダにとって美しさとは、自分自身が最も美しい状態こそがすべてで、他人の愛情とか友情などは、理解不能で美には不要な要素なのです。

そんなユダは死の直前まで、表面的な美しさばかりにこだわって、人の心の美しさには一切関心を持つことがなかったのでしょう。

 

③美しい者を我が手に…女性たちを集めてハーレムを作った

【北斗の拳】妖星のユダが変わり者と呼ばれる5つの理由

核戦争の後、ユダは同じ南斗聖拳の使い手同士でつながりあっていた「南斗六聖拳」そのものを崩壊させようとします。

実際に南斗六聖拳を崩壊させたのち、ユダは単独行動に走り、己の軍閥を作り上げます。

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そして、自分のお気に入りの女性を捕らえては自分の傍らに置き、いわば「ハーレム」を作り上げることに執着します。

ユダには、自分が最も美しいことは当然でありながら、自分の周りに世の中の美を終結させようとした、コレクション癖があったわけです。

そんなコレクションの中に、若いころのマミヤも加えられてしまいます。

コレクションとなった女性は、ユダを表す「UD」の刻印を腕に焼き付けられ、性的な接待はもちろん、ユダによって性的玩具のような扱いをされることになります。

ユダのもとから逃げ出したマミヤでも、ユダのもとで捕らわれていた時の経験は、明確に語ろうとしません。

むしろ、その時の経験があるからこそ、自分のような目にあう女性を出さないように、女戦士になったのです。

 

④自分を褒め称えてくれればそれでよい…寝返りを繰り返した

【北斗の拳】妖星のユダが変わり者と呼ばれる5つの理由

さまざまな「人間のクズ」行動に走ったユダですが、ユダの屑エピソードはこれだけにとどまりません。

なんと、南斗聖拳の継承者の1人でありながら、同じ南斗聖拳の戦士達すらを欺き、さらには北斗神拳の一派に媚びると言う信じられない言動に走ります。

核戦争が起きた後、ユダは拳王軍を率いて世界征服をもくろむラオウのもとへ、支配下に置いている南斗聖拳の戦士たちを伴って出向き、なんとラオウと手を結びます。

自分のやることなすことすべてを認めてくれさえすれば、北斗も南斗も関係ない。

ユダのせいで、南斗六聖拳は完全に分裂し、守るべき後継者のユリアすら守ることが難しくなってしまいます。

この時点でユダは、ユリアの存在をラオウにリークし、ラオウの配下に収まっておこうという思惑を持っていたのです。

そもそもユダの称号である「妖星」とは「裏切りの星」とも言われる星であります。

でも、ユダ自身に言わせれば、妖星は「天に最も美しく輝く星」であり「天をも動かす美と知略の星」と誇りを持っています。

この錯誤した考え方こそが、ユダ自身はもちろん、南斗聖拳そのものを滅ぼす要因になってしまったのかもしれません。

 

⑤レイ、ケンシロウ、ラオウ…さまざまな戦士たちの生きざまに関与した

【北斗の拳】妖星のユダが変わり者と呼ばれる5つの理由

自分の美を保証してくれるためなら、仲間も売り渡し、北斗も南斗も知ったことではなく、女たちだって好きなだけ捕らえてハーレムを作る。

ここまで悪質で身勝手な男は、北斗の拳の作中でもユダ以外にはいないでしょう。

さらにユダが変わり者と呼ばれるゆえんは、作中に登場する主要な登場人物の人生に、悪い影響を与えてしまうところです。

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同じ南斗聖拳の使い手・レイとは修行時代、レイの華麗な飛燕流舞に目を奪われた事に嫉妬して以来、レイを殺すことを決意し、そのために再びマミヤを捕らえ、居城にレイを誘い込む始末。

さらに、同じ南斗聖拳の使い手でも意気投合したサウザーとまず手を組み、サウザーの力を傘に着て南斗六聖拳を崩壊させます。

でも、南斗六聖拳の崩壊と言う目的を達成すると、あっけなくサウザーと反目し、相反する北斗神拳のラオウのもとへ走り、自らの部下も含めて拳王軍に鞍替えしてしまうと言う裏切りも平気。

それも、ラオウがユリアの存在を追い求めていることを知って、ユリアを守るべき南斗六聖拳を崩壊させてから、「ラオウさん、ユリアのこと探してるんでしょ?」と言わんばかりに情報を手土産にラオウにすり寄る有様です。

ここまで人間として落ちてしまえば、「変わり者」というレッテルを張るだけでは生ぬるいかもしれませんね。

 

まとめ

【北斗の拳】妖星のユダが変わり者と呼ばれる5つの理由

そんなユダですが、最後はやっぱりいい死に方をしません。

南斗水鳥拳の美しさに嫉妬し、ユダが殺したくてたまらなかったレイを自らの居城に引き込み、レイのプライドを傷つけてから殺そうとします。

南斗水鳥拳を駆使できないようにと、ダムの水を村に流し込み、南斗水鳥拳のために必要な足の動きを封じる卑怯ぶり。

圧倒的有利な展開のレイ、一瞬ユダの隙が生まれたのを、レイは見逃しません。

最後の力を振り絞ってレイは究極奥義「飛翔白麗」を繰り出し、ユダに決定的なダメージを与え、逆転の勝利をおさめます。

この時のユダは、レイの究極奥義の美しさに目を奪われてしまい、反撃もできぬまままともに技を受け、瀕死の重傷を負います。

レイこそが最も美しいと認め、レイの胸の中で息絶えたユダ。

北斗の拳の中では本当に変わり者で、かつ卑怯者のユダ。

ユダはユダなりに満足して死んでいったことは、北斗の拳でありがちな「拳を交わしたものだけに分かる思い」が伝わったのかな、と思えます。

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