ハート 北斗の拳

【北斗の拳】ハートが肥満体になった4つの理由

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【北斗の拳】ハートが肥満体になった4つの理由

ハートは、北斗の拳で一番最初にケンシロウが対峙する戦士です。

シンが率いるKING軍の主要な戦士であるハートは、その肥満体のスタイルから読者の印象に一番残るキャラクターとして有名です。

ですが、彼の実力は作中の姿があまりにも肥満体のため、本当に戦士なのかと疑われてしまい、ケンシロウに敗れたことからも「弱い」と思われています。

でも、ハートがなぜ肥満体になっているのか、その理由を知っている人は、あまりいないのではないでしょうか。

ここでは、ハートが肥満体である4つの理由をご紹介していきます。

 

Contents

1.ハートは昔痩せていた?ハートが肥満体になった4つの理由

【北斗の拳】ハートが肥満体になった4つの理由

ハートが昔痩せていたと聞けば、みなさん驚くと思います。

実はハート、幼少期や青年期は痩せていた、通常体型の人間だったのです。

核戦争の後に、シンが率いるKING軍に入り、その後意図的に肥満体の身体を作り上げていったハート。

そもそも、ハートが肥満体になったのには、それ相当の理由があるのです。

 

①自らの命を助けられたシンに憧れて戦士になるため

【北斗の拳】ハートが肥満体になった4つの理由

もともとハートは、青年期に病弱で、内向的な14歳の少年でした。

名前ももちろんハートではなく、アルフレッドという名前でした。

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アルフレッドは、両親が事故で他界してしまったため、姉のサラと家政婦のエマの3人で暮らしていました。

アルフレッドは、内向的ゆえに学校に行くことを避け、家で鳥を眺めて話しかけ、本を読んで思いにふけるような、一人ぼっちのさみしい生活を送っていました。

ある日、そんなアルフレッドは悪党であるヘンネルとジャックの二人組に誘拐され、身代金を要求されることになります。

アルフレッドを助けようとした姉サラは襲われて命を落としてしまい、そしてアルフレッド自身も殺されそうになってしまいますが、そこに思わぬ助けが入ります。

アルフレッドを助けたのは、南斗聖拳の使い手であるシンでした。

あれほど恐れていた悪党たちを、シンはあっという間に南斗聖拳を駆使して、秒殺してしまいます。

シンの強さに感銘を受けたアルフレッドは、姉の遺言である「強い男になる」ことを決意し、シンに同行し、彼のもとで戦士となることを決意します。

この時、戦士としての技術が乏しかったアルフレッドは、少しでも早くシンのもとで戦士になろうと、脂肪で自らの体を覆うことで、拳法の打撃によるダメージを受けなくする方法を思いつくのです。

 

②KING軍の幹部としてシンに抜擢されたため

【北斗の拳】ハートが肥満体になった4つの理由

核戦争後、シンはKING軍を結成し、核戦争後の世の中を支配しようとたくらみます。

シンにとって、自ら以外に強い戦士を集めれば、どんどん自分の勢力を拡大することが出来ます。

その時、肥満体となって拳法の効かない身体となっていたアルフレッドを、シンは自らの有能な手下として取り立てて、4人衆の1人に選びます。

シンは4人衆にそれぞれトランプになぞらえた「スペード」「クラブ」「ダイヤ」と名前を付けていき、アルフレッドには「ハート」という名前を授けます。

こうして私たちがよく知っている「ハート様」が誕生したわけです。

アルフレッドにしてみれば、名前を授けられ、シンから信頼を得ていることが分かっただけで満足です。

幼少期に内向的であり、誰からも認められず、暴力に屈するだけの存在だったアルフレッドにとって、強ければその分シンに認めてもらえるということは、ある意味「生きがい」だったのです。

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ちなみにこのハート様、モデルは当時人気だった悪役プロレスラー、アブドーラ・ザ・ブッチャーです。

 

③巨体から繰り出す怪力で相手に大ダメージを与えるため

【北斗の拳】ハートが肥満体になった4つの理由

ハートの長所は、脂肪で本体にダメージを受けないと言うだけではありません。

脂肪を身にまとった結果、ハート自身の身体は巨大化し、同時に怪力を手に入れることに成功したのです。

この怪力はとにかく凄く、普通の人間をビンタしただけでも簡単に吹き飛ばされてしまい、おまけに頭が破裂してしまうほどの解離期です。

ケンシロウであっても、ハートとの戦いの序盤に、彼のビンタをまともに食らってしまい、数十メートル吹き飛ばされてしまったぐらいです。

作中では、ケンシロウ以外の戦士と戦うことがなかったので、弱いイメージが持たれてしまっていますが、これだけの怪力があれば、ケンシロウ以外の戦士に対しても、ある程度対等に勝負が出来たのではないでしょうか。

私自身が思うに、ケンシロウの偽物を語る「威勢がいいだけの男」ジャギや、偽のトキを演じていたアミバぐらいの小物であれば、十分ハートでも倒せたはずです。

 

④北斗神拳の秘孔攻撃が通用しない身体になるため

【北斗の拳】ハートが肥満体になった4つの理由

北斗の拳の作中では、ケンシロウにあっけなく敗れてしまうこともあり、弱いというイメージがあるハート。

でも、その能力を改めて見つめてみると、ケンシロウやラオウなどの拳法家を除けば、彼に勝てる戦士はなかなかいません。

実際、ケンシロウとの戦いにおいても、ハートが繰り出した何気ない平手うちで、ガードしていたケンシロウを吹き飛ばし、ダウンさせてしまっています。

ケンシロウ達は北斗宗家の血を引く根っからの拳法家であるのに対し、ハートは病弱で内向的なただの少年だったわけです。

そんなただの少年が、北斗神拳の継承者と対等に渡り合い、一筋縄ではいかない戦いぶりを見せたということは、ある意味驚異的なことです。

それにシンは、ハートの身体の特徴を見抜いており、北斗神拳の特徴である秘孔を突くことが出来ない身体であることも知っていました。

シンは南斗聖拳の継承者の1人であり、当然北斗神拳の特徴を知っていたので、秘孔を突く攻撃が有効にならないハートの存在は、対ケンシロウの秘密兵器として考えていたのは事実です。

そのため、作中でもハートは4人衆の中でも一番最後に登場します。

これは、シンがハートのことを有能な戦士であると認識していたあかしでもあります。

 

まとめ

【北斗の拳】ハートが肥満体になった4つの理由

怪力と攻撃の効かない身体、これだけそろっていればハートは最強の戦士のように思えますが、ハートには弱点がありました。

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実はこのハート、幼少期の優しき少年だったころのトラウマで、自分の血を見ると混乱して敵味方の見境がつかなくなって暴れてしまうのです。

実際、シンの命令によってケンシロウを探していたハートが、ケンシロウを見つけられずに苛立つ部下たちを励まそうと店に顔を出すと、部下たちによってバーテンがいじめられていたのを見つけます。

やさしいハートは部下たちの行動を戒め、バーテンを助けるのですが、この時にカウンターにハートが手を置くと、そこにあったグラスの破片のせいでハートは流血してしまいます。

自らの血を見た途端にハートは暴走し、バーテンを平手打ちして撲殺し、さらに暴れるハートを気絶させて止めようと部下達から棍棒を投げられます。

ですが、投げられた棍棒をハートは腹の脂肪で包み込んでしまい、それらを全て弾き返して部下たちに浴びせることで、部下たちを逆に殺戮してしまいます。

ハートにとっては、内向的な自分「アルフレッド」だったころのトラウマで、思い出したくもないことないでしょう。

それでも、内向的な少年がここまで強くなり、ケンシロウに一撃を加えることが出来たのですから、その成長ぶりだけは評価して挙げてもいいと思うのです。

ですからみなさんも、今後はハートではなく「ハート様」として、彼のことを強い男として評価してあげてください。

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