ザコ 北斗の拳

【北斗の拳】ザコキャラの存在価値を見いだせる7つの特徴

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【北斗の拳】ザコキャラの存在価値を見いだせる7つの特徴

北斗の拳が人気を集めたのは、主人公ケンシロウが強いからでもあるのでしょうが、ケンシロウ他に倒されてしまうザコキャラの存在も決して忘れてはなりません。

実はザコキャラ達には、私たちが気づいていないような特徴もたくさんあるのです。

ここでは、北斗の拳を彩るザコキャラの意外な7つの特徴をご紹介していきます。

 

Contents

1.ザコキャラにだって個性がある!意外な7つの特徴

【北斗の拳】ザコキャラの存在価値を見いだせる7つの特徴

北斗の拳のザコキャラと言えば、ケンシロウをはじめとする戦士達に、あっけなく倒されてしまうものです。

ザコキャラゆえに、名前すらまともに与えてもらえないというありさまですから、みなさんもザコキャラに注目して北斗の拳を見たことがないかもしれませんね。

ですが、意外にもザコキャラにだって意外なぐらい多くの特徴があるのです。

せっかくなので、それらの特徴をぜひ紹介させてください。

 

①死に際のセリフが有名な「あべし!」だったりする

【北斗の拳】ザコキャラの存在価値を見いだせる7つの特徴

北斗の拳が人気になった理由は、ケンシロウが強いのはもちろんですが、ケンシロウに秘孔を突かれて倒されてしまう時の、断末魔のようなセリフです。

・あべし

・ひでぶ

・ぱぴぷぺぽ

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これらは、実際に作中でザコキャラがやられていく時の最後の言葉です。

たいていの場合、ケンシロウに秘孔を突かれたザコキャラは、最初は何にも感じなくて、ケンシロウに向かって「何も効かねえぞ」などと強がっています。

ですが、痛みを感じることもなくいきなり「あべし」などと声をあげて絶命します。

「ぱぴぷぺぽ」などは、作画の原哲夫先生が「脳が徐々に破裂していく時、意識を持った人間はどんな言葉を言うのか」を想像してみた結果、思いついた断末魔だそうで、実際に2回ほど作中で使われています。

場合によっては、ケンシロウに「おまえはもう死んでいる」と言われてしまうこともあります。

ちなみにケンシロウの「おまえはもう死んでいる」というセリフ、実は作中では1回しか出てきたことがないんです。

でも、インパクトのある言葉でしたから、みんながセリフを覚えてしまったわけです。

ケンシロウにしてみれば、いくら悪党とはいえ、痛みや苦しみを味あわせることなく、あっけなく殺してやるという意味が秘孔をつくという行為になっていて、そういう意味ではザコキャラはまだ幸せなのかもしれません。

 

②組織や親分の威光を借りて偉そうにふるまう

【北斗の拳】ザコキャラの存在価値を見いだせる7つの特徴

ザコキャラは、たいていの場合ケンシロウなどの主要なキャラクターと比較しても、格段に弱いです。

ですが、組織や親分の威光を借りて偉そうにしているのは、どのザコキャラでも共通です。

自分たちよりも力が弱い人々に暴力をふるっては水や食料を奪い取り、挙句の果てには命すら奪ってしまう悪党ぶり。

そこにケンシロウが現れてその強さに驚嘆すると、逃げ出すどころか「俺たちはKINGだぞ」とか「シン様を怒らせると恐いぞ」などと、組織や親分の威光を持ち出し、ケンシロウをビビらせようとします。

もちろん、そんなことにケンシロウがビビるわけもなく、あっけなく秘孔を突かれてやられてしまうのが、ザコキャラたるゆえんです。

そもそもザコキャラたちは自分が弱いことを本当に分かっているのかどうか、不思議に思えることもありますが、それが理解できていないからザコキャラなのでしょうね。

 

③武器を使って相手をビビらせようとする

【北斗の拳】ザコキャラの存在価値を見いだせる7つの特徴

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ザコキャラの中には、自分の拳の力だけでは相手に勝てないと分かった時点で、刃物や銃、あるいは爆弾などを使ってケンシロウなどに抵抗しようとする場合もあります。

もちろん、ケンシロウがそんな武器でやられてしまうようなことはありませんが、ザコキャラにとっては武器などをちらつかせばたいていの敵はビビるだろうと思っているのです。

ですから、北斗の拳の作中では、ほぼルーティーンのように、次のような展開が生まれます。

1.ケンシロウをなめてかかる

2.強いと分かれば武器をとりだす

3.武器が効かないと分かれば組織や親分の名前を語り出す

4.秘孔を突かれても痛みなどを感じないので余計に強がる

5.痛みを感じることなく「あべし」などと言い絶命する

こんなルーティーンですね。

北斗の拳の作中では、本当に強い戦士は武器を絶対に使わないので、武器をとり出すような人間こそ、まさにザコキャラと言ってもいいでしょう。

 

④人質を取るなどの「卑怯な手段」に出る

【北斗の拳】ザコキャラの存在価値を見いだせる7つの特徴

先ほどのザコキャラルーティーンの中には、応用編ともいえるルーティーンのザコキャラもいます。

悪人にありがちな「卑怯な手段」にでるザコキャラです。

一番多いのが、人質をとってケンシロウが抵抗しないように仕向けるパターンです。

ケンシロウの場合、彼を慕って後を追ってくる幼少期のバットやリンが、いわゆる人質になりやすい存在で、とくにリンは何度も人質になっています。

そんなリンですが、ラオウ編の最後のあたりや、成人となってからの修羅の国編では、人質になってもケンシロウに向かって「私のことは気にせずに敵を倒せ」と叫びます。

ザコキャラにしてみれば、人質をとるのは最後の手段なのでしょうが、この手段も有効な人質がいなければ無意味ということで、物語が佳境になるにつれてこの手段が通用しなくなります。

 

⑤あっけなく強い者の側に寝返ろうとする

【北斗の拳】ザコキャラの存在価値を見いだせる7つの特徴

ザコキャラの最も浅ましい特徴は、強いものに「寝返ろうとする」ことです。

ケンシロウに対峙して、このままでは自分が負けてしまうと悟った時に、ザコキャラはあっけなく寝返ってしまうのです。

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・あんたみたいな強い男の手下になりたかったんだ!

・あいつ(親分)に無理やりやらされていたんだ、本位じゃない!

・これが悪いことだとは分からなかったんだ!

・俺だって生きていくためには仕方なくやっていたんだ!

こんなセリフを吐いて、ザコキャラはケンシロウに寝返ろうとします。

もちろん、命が惜しいので助けてもらおうとするためにです。

ですがケンシロウは、今まで悪事を重ねてきた人間をいまさら許すこともしませんし、いきなり変節して命だけでも助けてもらおうとする悪人をこのまま生かしておくこともしません。

秘孔をついて持っていたナイフを自分に向けて刺すように仕向けたり、がけから飛び降りるように相手を操るなど、結局は「因果応報」の結末をザコキャラに提供します。

 

⑥弱い者同士で徒党を組んで行動する

【北斗の拳】ザコキャラの存在価値を見いだせる7つの特徴

北斗の拳のザコキャラは、とにかく単独行動はしません。

たいていの場合、複数名で徒党を組んで悪事を働きます。

もちろん、ケンシロウなどと対峙した時でも、複数名であらゆる方向から飛びかかってケンシロウを倒そうとするのですが、そんな戦法がケンシロウに通用するわけがありません。

実際、この記事を書くときに北斗の拳のザコキャラについて調べてみたのですが、1対1の戦いをケンシロウたちに仕掛けてきたザコキャラは全くいませんでした。

自分たちのことが弱いと分かっていたからもしれませんが、徒党を組んで悪事を働くし、数の力で相手に勝とうとする卑怯な戦法ばかりを駆使します。

ちなみに、徒党のうちの1人でも倒されてしまうと、他のザコキャラはたちまちにげまどったりしまうので、結果的に仲間意識など皆無ということが分かります。

 

⑦偽物を演じる

【北斗の拳】ザコキャラの存在価値を見いだせる7つの特徴

北斗の拳の中でも、もっとも卑怯なザコキャラの行為は「偽物を演じる」ことです。

これを言ってしまうと、トキの偽物を演じていたアミバや、ケンシロウの偽物を演じていたジャギなどは、ザコキャラ扱いです。

でも、アミバもジャギも結局何の見せ場もなく倒されてしまいますから、ザコキャラ扱いしてもいいのではないでしょうか。

ジャギの場合は、一度ケンシロウにやられて醜い顔にされてしまったことを恨み、ヘルメットで顔を隠し、胸に七つの傷を入れて自身が偽ケンシロウになり、悪事の限りを尽くしたという、もう救いようのない悪人になってしまったのです。

それだけではなく、ユリアのことを好きだった南斗の男・シンをたぶらかしてケンシロウのもとからユリアを奪わせるなど、卑怯な手段も幾度となく使います。

さらに、兄であるラオウと対面すると、あっけなく配下になり、命令に従うだけの悪人になってしまいますが、ジャギいわく「ラオウを利用してやる」と、自分の方が強いかのような言い草をするありさま。

正直言って、ジャギよりも今まで紹介したザコキャラの方が、まだプライドがあるかもしれません。

このようなジャギですが、最後にはケンシロウと直接対決して、ケンシロウにあっけなく秘孔を突かれてしまいますが、ケンシロウはあえて痛みや苦しみを与えながら死ぬよう、ジャギの身体を徐々にバラバラにしていく秘孔を突きます。

ケンシロウが相手を痛め苦しめつつ殺すのは、作中でもジャギだけです。

つまり、ケンシロウにとってはジャギこそが最大のザコキャラと言っても過言ではないのです。

 

まとめ

【北斗の拳】ザコキャラの存在価値を見いだせる7つの特徴

北斗の拳は強い男たちが互いに思惑を抱えながらも、互いの強さを理解し、拳を交わしあった男たちがともに信じあうことのできる友情要素もある作品だと、私は思います。

ですが、そんな友情という要素など皆無の存在が、今回ご紹介した「ザコキャラ」たちではないでしょうか。

作中の登場頻度でいえば、彼らザコキャラが存在しないとケンシロウなどの強さも引き立ちませんし、ジャギなどの悪役キャラの悪党ぶりも引き立ちません。

刺身にワサビがあるように、北斗の拳にもザコキャラが必要だと言えば、言い過ぎではないでしょう。

ザコキャラゆえに、一瞬登場しては命を失っていくありさまですが、今までなら「ざまあみろ」などと思っていたかもしれませんが、今回のエピソードをご覧いただいて、今後は「こいつらにも立場があるんだな」などと、彼らザコキャラの気持ちも少しだけ感じてもらえるとうれしいものです。

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